2003年 年間ベスト本
どうしようかと悩んでいたのですが、ひとまず出してみました。去年読んだ中から選んだ10冊。読んだ順番で、順位付けではありません。
- 『昏き目の暗殺者』マーガレット・アトウッド
- 『フロベールの鸚鵡』ジュリアン・バーンズ
- 『さくらんぼの性は』ジャネット・ウィンターソン
- 『ダブ(エ)ストン街道』浅暮三文
- 『めぐりあう時間たち』マイケル・カニンガム+『ダロウェイ夫人』ヴァージニア・ウルフ
- 『キャッチ=22』ジョーゼフ・ヘラー
- 『黄色い本』高野文子
- 『あなたの人生の物語』テッド・チャン
- 『シンセミア』上・下+「馬小屋の乙女」 阿部和重
- 『ウェブログ・ハンドブック』レベッカ・ブラッド / yomoyomo(訳)
この中でもジュリアン・バーンズとジャネット・ウィンターソンは別の作品も読んでいて、それとどちらにしようかかなり悩みました。また、『めぐりあう時間たち』はやはり本歌どりしたものなのでその元ネタも、ということで、『ダロウェイ夫人』を抱き合わせで。阿部和重の待望の作品は、切れのいい神町サーガの短編もセットです。やっぱり、この人の短編が好きだなあ。そして、『ウェブログ・ハンドブック』は、ウェブサイトを公開してから8年目、ということで、ウェブログに限らず、ウェブサイトでなにがしか書いていくことの再確認になったので、やはりはずせないと思いました。
えーと、今年も面白い本に会えるかな。
因みに今読んでいるのはいきなりボリュームのある『ザ・フィフティーズ』(デイヴィッド・ハルバースタム著)なのですが、これが面白いんですよ!アメリカの50年代を描いたものなのですが、やはり歴史というのは人間が主役なんだな、と感じています。
これを読み始めたのは、去年アン・タイラーを始めとした、アメリカの50年代、60年代を描いた作品(もしくはそういったものがベースとなる作品)を複数読んで気になっていたからなのです。
引き続き、2003年に観た映画(DVDも含む)のベスト5でも決めようかと思います。って、私は映画を観る習慣ができたのがここ最近なので、大して観てないし皆さんのような脳内データベースが全くないんですけどね。